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航空券を手に入れる日本の旅行代理店で販売されているコロンビア行き格安航空券は、デルタ航空、コンチネンタル航空またはアメリカン航空利用になると思います。私は若干割高になりますが、比較的接続が良く、ボゴタ到着が昼間になり、出発も午後のマイアミ便があるアメリカン航空を使っています。値段は毎年、閑散期で13万円くらい、繁忙期(夏期とクリスマス)で25万位だと思います。日本のゴールデンウィークや正月休みの時期が異常に高くなる事はありません。しかし、このご時世、日本からマイアミ往復で3万円台なんていう券もあるのに、ボゴタまでだと、なんでそんなに高いのよ!と思ってしまいます。時間があれば、マイアミでマイアミ−ボゴタ往復の格安券(300ドル位で売られているらしい)を買うのに。 しかし、日本では手に入れにくいアメリカ−コロンビア往復の格安券もマイレージを使えば無料で手に入ります。成田−ボゴタ往復で18000マイル、アメリカン航空のAAdvantageを使えば2回往復で(ダブルマイル・キャンペーン中なら1回で)、アメリカ−ボゴタ間の無料航空券を手に出来ます。あとはロサンジェルス、サンノゼなど、アメリカ本土までの航空券を手に入れるだけ。日本の閑散期を狙えば2万円ちょっとでボゴタ往復の航空券が手に入ります。 ここからは、前回の渡航(2001年12月)と過去の経験をを元に、お気軽モードで書かせてもらいます。 日本出国からコロンビア入国というわけで、私はアメリカン航空しか使った事がないので、ボゴタまではAA26便マイアミ行き(といっても、シアトルで機材交換があるので、実質シアトル行き。2002年1月から運休予定)を使う事が多くなります。成田の航空会社のチェックインカウンタか機内でアメリカの出入国カード(I-94W Non immigrant Visa Waiver Form)を帰りの分ももらっておきましょう。コロンビアからアメリカへの機内ではもらえない事があります。 滞在先はTRANSIT TO COLOMBIAでよいでしょう。シアトルに着くとアメリカの入国検査と税関の後、国内便に乗るためにセキュリティチェックがあります(ここが同時テロ以降強化された部分)。入国検査では目的を訊かれますが、知人訪問が主目的でない場合、コロンビアに友人がいるとは言わない方がよいと思います。私の場合、いきなりチェックが厳しくなり、荷物を全て調べられた上、コンピュータ端末から何かを打ち込まれてしまいました。 マイアミに着くと、同日中には接続便がないので、マイアミ一泊となります。狭い飛行機の17時間幽閉から解放されてホッとできる瞬間です。ここで少しコロンビアペソに両替しておいた方が良いかもしれません。翌朝ボゴタへ出発。マイアミ空港には自動小銃を持った兵士が沢山いて、すでにボゴタに着いたような気分です。セキュリティチェック(爪切りや使い捨てライターも機内持ち込み不可となるので注意)の後、ボゴタへ出発。機内で税関申告書が配られます。(出入国カードは必要なし)コロンビア入国審査では、普段は滞在日数くらいしか訊かれないのに、今回は目的が観光なのにホテルが決まっていないのは何故だと問い詰められてしまいました。税関に行く前にExencionと書いてあるカウンタがあるので、そこで税金免除証明書(Certificado de exención de impuestos)をもらっておきましょう。(出国時でも入手できる様だが、ここでもらった方が早い。この証明書がないと、短期滞在の場合でも長期滞在と同じ出国税をとられます)その後、メキシコ・シティの空港にあるのと同じ、信号機形の運だめし。ボタンを押して青信号ならそのまま税関通過、赤なら荷物を調べられます。(この信号機、赤になる事があるのだろうか?)そこを出ると、タクシーの客引きが声をかけてきます。 コロンビアとボゴタ基本的な情報下図はボゴタ市の平均降水量と月平均の最低最高気温を示します。ご覧のように四季がありません。あるのは雨季(10月、11月、4月、5月)と乾季です。ただしボゴタは標高2600mほどの所にあるので、天気は非常に変わりやすいです。雨季といっても日本の梅雨のように1日中しとしと雨が降り続く日は少ないようです(1年中、ボゴタに滞在した事がないので、自信をもっていえませんが)。気温は瞬間的には氷点下や25℃を超えることもあるようです。ボゴタの現在の気象状況と天気予報はCNNウェザーで知ることができます。 コロンビアの通貨はコロンビア・ペソです。2001年12月現在、1米ドル約2200ペソ位で推移しています。ペソを千の位から読んで、半分にすれば米ドル価値に近くなります。右図は2002年8月時点で流通している硬貨及び紙幣です。1000ペソ硬貨は偽造物が出まわっている為か、あまり出まわっていません。(偽造コイン対策のため、新しく1000ペソ札が発行されました。)50000ペソ紙幣も同様です。現地の方はコロンビア・ペソの事をプラタという事が多いようです。支払い時に「ドルかプラタか」ときかれます。両替は銀行や両替屋でできますが、銀行での両替は手続きが複雑なようです。(銀行で両替したことは10年前に1回あるだけですが、その時は、手続きが非常に複雑だったことをおぼえています。)商業コンプレックス内にも両替屋があるようなので、そこで両替するとよいでしょう。(セントロの両替屋よりは安全なような気がする。)中級以上のホテルやタクシー(交渉次第)ではドルも受取ってくれるようです。 ボゴタ市の大気環境は良いとはいえません。酸素が薄いため不完全燃焼を起こしているのか、整備不良なのか、真っ黒い排気ガスを平気で出している車がたくさんあります。私の場合、喉が弱いので、ボゴタに来て最初に悩まさせられるのは、喉の痛みとそれに伴う微熱です。街中でマスクをしている人は見かけませんが、鼻を覆うためのハンカチは必需品でしょう。現地でも手に入りますが、喉薬も持っていくと良いかもしれません。
コロンビア出国から日本入国ボゴタのエル・ドラド空港から出国する場合、リコンファーム時に「空港へは3時間前までに来てください」と言われるのは同時テロ以前も同じです。みんなの嫌がるコロンビア出国手続きです。同時テロ以前から非常に厳しく、複数のセキュリティチェックがあります。 まず、チェックインする前に、カウンタの前にテーブルがあり、そこで色々質問を受けます。通常は「荷物は誰が詰めたか?」「荷物はいつもあなたの手元にあったか?」「預り物はないか?」等ですが、今回は日本語がちょっとだけできるアメリカン航空の係員がいて、ちょっと話し込んでしまいました。「ナゼ、コロンビア、キタ?」、「バクダン、モテマスカ?」、「ニホンジン、ナカナカ、コナイ」などなど。その後、カウンターで、もう一度質問があり、空港税(US$26)を払った後、搭乗券を受取り出国ゲートへ。X線と荷物を開けてセキュリティチェック。出国審査で、私のパスポートの番号を端末に入力するやいなや、別室へ連れて行かされ(こんな事は初めて。アメリカ入国時に審査員がコンピュータ端末に何かを打ち込んでいたのと関係があるかもしれない)全ての荷物検査。でも、ここの係員(男2、女1)、まじめに仕事してんの?俺の買った来年のコロンビア・カレンダーを穴の開くほど見ていたり(どう見てもカレンダーの写真を見ているとしか思えない)、ヘッドホンをつなげないでウォークマンを動かし、音が出ないと大騒ぎしたり、持っていた20ドル札を大した根拠もなく偽札だと言い出したり、方位磁石を見つけて「北」「南」とか指をさして連呼してたり、なかなか楽しませてもらいました。最後に、「タコってスペイン語でどういう意味?」と訊くので、ボニートの事だよと答えておきました。多分、頭にきた恐い日本のお兄さんが彼らに向かって言ったのでしょう。その後、胃には何かないかといわれ、レントゲン室でズボンを下ろしてレントゲン撮影。(コロンビア出国時には、きれいなパンツをはきましょうね)そして、やっと解放。これで終りかとおもったら、搭乗時に、もう一度質問とX線とバックを開けてセキュリティチェック。そして、やっと飛行機に乗り込めました。アメリカ入国時は検査らしい検査はなく、(アメリカはコロンビアの出国検査を信頼しているという事か?)往路同様マイアミで一泊しました。 アメリカ出国時にはボゴタ行と同じセキュリティチェックを受け、シアトル経由で日本着。日本の税関係員もコロンビアから戻ってきたと知ると、すぐさま荷物検査。係員もコロンビアから来た人の検査は規則のようなものだと言っていました。なんだか悲しいですね。 |